みなさんこんにちは!ケーエーです。
ケーエーはアメリカでアスレチックトレーナー(AT)として働いています。
日本ではあまりなじみのない言葉かもしれません。
アメリカでも、わりと新しい方の部類に入る職業です。

日本でトレーナーと言うと、パーソナルトレーナーやStrength and conditioning coachを思い浮かべる方が大半だと思います。

ATでも体を鍛えるトレーニングを指導する人もいますが、メインの業務は怪我の予防・応急手当、練習、試合中の怪我の診断・評価、そして怪我のリハビリなどが主な業務です。
医療従事者なので認定試験もありますし、働く州ごとにライセンスがあるので、それも取らなければなりません。
選手の健康管理を含む仕事なので、働くチームのレベルにもよりますが、基本的に遠征も含めて全試合チームに帯同します。
ケーエーはつい先日まで、女子サッカーチームのATとして働いていました。
残念ながらチームはプレイオフに進むことができず、今シーズンの全日程を終えました。
そんなシーズンも終盤に差しかかった時に、遠征先で行った街が、ウチの選手の地元という事で、チーム全員(スタッフも含め総勢30人)で、その選手のお家で晩御飯をごちそうになりました。
その出来事がとても印象的だったので、このブログを読んでくれている皆さんと、その時のことをシェアしたいと思います!
アメリカの家のイメージ

みなさんはアメリカの家と言われて、どんなものをイメージしますか?
デカい家で、プールが付いていて、犬がいて、という感じですか?
正直ケーエーはアメリカに来る前↑のようなイメージでした(笑)
そのイメージでも間違ってはいないのですが、これは少し昔のアメリカの話です。
今のアメリカの家は、プールはついていて当然(笑)
それプラスアルファでロケーション(場所)が大事です。
つまりどこに家が建っているのか。
最近よく見るのがゴルフ場の敷地内(コース内)に家を持っている人たちです。
しかも大体が高級ゴルフ場(笑)

ゴルフ場の整備された綺麗なグリーンや池の横に、ドカンとあるデカい家。
ゴルフボールが急に家の中に飛び込んでくるんじゃないかと、行くたびにハラハラしますw
そしてゴルフ場と同じくらい人気があるロケーションが、。湖や池の側です
選手の家に向かう

チームのバスで彼女の実家に向かう間、ケーエーは不安でした。
なんせ、今面倒を見ているサッカーチームは、選手とスタッフ全部含めて、約30人いるからです。
そんな人数で、晩御飯だけとはいえ、押しかけて大丈夫なのか?自分や他のスタッフは、遠征先のホテルで、おとなしくしといた方がいいのでは?と思ったのです。
しかしそんな不安をよそに、その選手は笑顔で「スタッフも含めてみんなウチに招待するから」
うーん……断れない(笑)
という事でチームと一緒に、自分もチームのバスで向かっているわけです。
その選手の地元は、アメリカの都市から1時間ほど離れた場所にあるので、お世辞にも都市とは言えないような、小さい街でした。
しかし彼女の家が近づくにつれて、景色が少し変わってきました。
一軒家が立ち並ぶ高級住宅地、そしてその一番奥にその選手の実家がありました。
デカい家、プール、そしてその裏庭には……
まず玄関先から違います。ヤシの木みたいな木、4本がチームをお出迎え(笑)
そして中に入って更に驚きます。
ひ、ひろい……
キッチンには既に食事が準備されていて、自分で好きなだけ取るセルフサービス(ビュッフェ)スタイルでした。
待て待て、確かにリビングは広い。
しかし30人が座ってご飯を食べるのには狭すぎるぞ!?
と思った矢先、その選手のお父さんが「外にテーブルとイス出しといたから、そっちで食べてねー」
そして通された場所がコチラ↓

で、デカい

プールはちゃんとライトアップまでされている(笑)

なぜ家の中じゃなくて、外に暖炉があるんだ!?というツッコミはなし(笑)
更に極めつけは、このテラス!
な、なんと湖の目の前です。

このテラスから下に降りると、カヌーもあって、釣りもできるデッキがありましたw
な、なんだこの大豪邸は……
そんなこんなでゴハンも食べ終わり、一息ついていると急に尿意が(笑)
「トイレ借りるねー」と洗面所へ、そこには……

うーん。ここはホテルのスイートか?(笑)
写真のまん中にあるのがジャグジー、左にあるのがシャワールーム、そして右の扉がトイレです。
結局約2時間半チームで滞在して、良い時間を過ごさせてもらいました!
大豪邸を訪れて思ったこと
この選手の家に行って思ったことは、今の時代アメリカで子供にスポーツをさせようと思ったら、それなりの収入がなければ無理という事でした。
このブログ記事にも少し書きましたが↓
アメリカで子供に本格手にスポーツをやらせようとするとかなりのお金がかかります。
大学レベルでプレーをしてほしいと思うならば、高校の部活だけでは、大学もしくはプロレベルでプレーすることはまず不可能です。
アメリカの高校スポ―ツは主に、3つのシーズンに分かれていて、やろうと思えば3つの違うスポーツを1年でやることも可能です。
しかしたいていの子は一つか二つのスポーツをやり、学校がない夏や、高校の部活がないときはクラブチームに所属していることが多いです。
このクラブチームはTravel Team(トラベルチーム)とも呼ばれていて、全米各地を転戦とします。
野球はもちろん、サッカー、バスケ、バレー、陸上など、ほとんどのスポーツでクラブチームがあります。
これにかかる旅費や食費などはすべて選手(その親)持ちです。
所属するトラベルチームによってかかるお金はまちまちですが、大体1シーズン(約3か月)で10万から60万円かかります(*_*)
これが払えなければクラブチームに所属できません。そして大学のコーチの目にも留まりません。
なぜなら大学のコーチは高校の試合はほとんど見に行かない(見に行けない)からです。
アメリカの大学と、高校のスポーツシーズンはほぼ被っているので、コーチは基本的にクラブチームを見て、気に入った選手を自分の大学のチームに誘います。
クラブチームに所属する費用が出せないと、ほぼほぼそれより上には行けません。
現在大学でプレーしているアスリートの、約90%以上が高校時代にクラブチームに所属しています。
もしこのブログの読者さんで、将来的にアメリカに住んで、子供にスポーツをさせようと考えているなら、このことを考慮に入れといたほうがいいかもしれません。
世界的なブランドも買えるスポーツオンラインショップはTradeinn!
おわりに…
いかがだったでしょうか?
少しは現在のアメリカの雰囲気や環境がわかっていただけたでしょうか?
特に近年はアメリカ国内の景気が良くなってきたせいか、家を買う人や、子供にスポーツや習い事をやらせる人が急激に増えているように感じます。
これからも現在のアメリカの様子などを更新していくので、時間のある方はブログランキングのクリックよろしくお願いします<(_ _)>
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